2011年11月11日(金)

明八の挑戦[]
明確な目標のない選手。
指導者のいないグラウンド。
緊張感のない空間。

そこには、いつも怠惰な空気が流れていた。
適当に数人が集まって、練習という名の遊びの中でボールを蹴り、ヘラヘラした笑い声が絶えない。

サッカーが好きなのか?
本当は、気の置けない仲間と一緒に、楽な空間と時間を共有したかっただけで、それがたまたまサッカーだったんじゃないのか?
別に他のスポーツでも良かったんじゃないか?



「明八じゃ無理」
「本気でサッカーやりたいなら別の場所だ」
「ここには、サッカーで何かを成し遂げたい奴なんていない」

何度も耳にしたフレーズ。

これらは全部、過去の人間が勝手に築き上げたものだ。
言っている人間が、子どもたちの限界を決めつけただけのものだ。



「明八だからなんて関係ない」
「やればできるんだ」
「自分で限界を作るな」

はじめのうちは反発され、反抗され、心が離れていく人間もいた。

「リフティングなんか求めてない」
「戦術を教えろ」
「勝てないのはOMAのせい」

自分は間違っているのか。
将来に繋がる育成より、目先の勝利が大事なのか。
心が揺れる日々を送った。



「もっとテクニックを教えて下さい」
「自分自身が上手くなるならここしかないです」
「このやり方で証明しましょう」

著しく成長する選手たちの姿に励まされ、勇気づけられ、揺れる心を絶対に折れない強い心に変えられた。
何気ない日常を、ともに戦える仲間が増えた。



毎日毎日、ひたすらボールに触りまくる。
常識にとらわれない環境、誰かの真似ではない練習、ここにしかない空気の中で。
満足しない、まだ足りないまだ足りないと、テクニックとファンタジーに飢え続ける。



絶対に限界は作らない。



今また、明八の歴史が動き始めてきた。
過去の軋轢さえも、明るい未来への糧とする。
いつか必ず、進化した明八を披露するために。



決して諦めることなく、この明八で、大切な仲間たちと、終わりのない挑戦を続けていく。










僕はね、サッカーって、才能よりも、どれだけボールに触っているかで、うまくなるものだと信じているんだよ。



(パブロ・アイマール)



家の中でもいつでもボールを蹴って遊んでいる。
電話をしているときも、ボールをいじっている。
僕は、足下にボールがあれば幸せなんだ。



(ティエリ・アンリ)














熱病フットボーラー OMA
(コメント:4件)
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